光をつかむ家(light fall house)|一軒家・自宅


直射日光を、「つかまえ」吹抜けから、滝の様に光が流れ落ち、家の色々なところに光が届く設計をしました。2階からしか入らない直射日光を、吹抜けから取り込み1階まで明るい家とする事を考えました。
安心して暮らせる住まいとして、プライバシーを確保し外から見られないルーバーは窓を暴風雨時の飛んで来るモノから守り、箱型の四角い形は、ガシっとした独特の力強さがあり、構造的にも心理的にも安定感のある建築になっています。

窓には、木の格子であるルーバーをつけています。このルーバー格子は、場所によって隙間間隔が異なります。2階窓のルーバーは、夏は昼間光が入り過ぎず暑くなず冬は光がしっかり入る間隔にしています。

外壁は、墨を入れた左官仕上。グレーの左官基材に、墨を入れてコテ塗りしています。斑が入った感じのニュアンスがでた仕上で、左官職人さんの腕が極上でした。めちゃくちゃ上手いです。

植物を育てるのが好きという施主。そこで、大きめのルーフバルコニーをつくり、植木鉢で植物を育てる場所をつくりました。

概要
作品名 光をつかむ家
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 埼玉県
外壁 薄炭左官仕上
屋根の形 陸屋根
レッドシダー下見板貼り
チーク無垢フローリング
延床面積 65.71㎡
ロケーション 都市部住宅密集地
小木野 貴光/小木野 仁美

小木野貴光/小木野仁美|おぎの・たかみつ/おぎの・ひとみ|小木野貴光アトリエ|建築事務所

夫婦で設計、光と風を取り入れ自然素材