対話が生まれる家


閑静な住宅地に建つ住宅です。 視線が通り、どこにいても家族の気配が感じられるオープンな空間と、子どもの成長に合わせ多目的な使い方も可能なプライベート空間を併せ持ちます。

階段を建物のほぼ中央に設け、リビング経由とすることで、子どもの行動にも目が行き渡り、また顔を合わせることで、家族間の対話が生まれることを意図しています。 1階はLDKをワンルームとし、キッチンには家事コーナーを、リビングにはワークコーナーを併設しています。集う、休息、食事、家事、仕事、勉強など家族の行動が全て行えるように計画しました。家族全員に目が行き渡りコミュニケーションを促します。また敷地南東側の庭に面することにより、内部と外部の一体的利用を可能としています。

さらに2階は、北側に主寝室、南側に子ども室(2室)、また子ども室の間に客室兼家事室の4室を設けています。客室の建具を開け放つことにより、ホール部分とつながった空間となり、プレイルーム・スタディルームなど多目的な利用も可能で、更に各子ども室とも一体的な空間となります。また、建具を閉めることで、個室としての利用も可能で、子どもの成長に合わせた室の使い方をフレキシブルに計画しています。

概要
作品名 KTH
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 茨城県水戸市
余田 正徳

余田正徳|よだ・まさのり|YODAアーキテクツ 一級建築士事務所

コミュニケーションを大切にし、最高の家づくりをサポートしていきます